大分県・耶馬渓の集落をドローンで撮影|山あいに息づく“暮らしの風景”を上空から

大分県中津市・耶馬渓(やばけい)。
奇岩と渓谷が連なる美しい景勝地として知られていますが、
その山あいには、静かに暮らしを紡ぐ小さな集落が点在しています。
今回、その集落を中心に、ドローンによる空撮を実施しました。
上空から見た耶馬渓は、雄大な自然の中に人の営みが溶け込んだ、
“風景と暮らしがひとつになった場所”でした。

山と人が寄り添う集落のかたち

耶馬渓の集落は、山の稜線に沿って家々が並び、
その間を細い農道や小川が静かに流れています。
春には山桜、夏には青々とした田畑、秋は紅葉、冬は白い霧。
四季の移ろいがそのまま暮らしの背景になる土地です。
ドローンで上空に上がると、
瓦屋根と畑、そして山の影が重なり合う立体的な風景が広がり、
まるで“自然がつくった地図”のように見えました。

空から見えた“時間の流れ”

地上では見過ごしてしまうような風景も、
上空から見ると一つの物語としてつながっていきます。
古い石垣、ゆるやかに曲がる道、
川沿いに並ぶ小さな畑。
どれも、人が長い年月をかけてこの地に根を張ってきた証です。
自然に逆らわず、受け入れながら暮らすという、
日本の原風景のような時間がそこにありました。

撮影環境と構図

撮影当日は晴天に恵まれ、
朝霧がゆっくりと谷間から抜けていくタイミングを狙って飛行しました。
高度を変えながら、集落全体・耶馬渓の岩峰・川沿いの棚田を中心に撮影。
風速は約2〜3mで、安定した飛行が可能なコンディションでした。
上空100mから見下ろした景色は、
人の手と自然の力が織りなす、唯一無二の地形の美しさを見せてくれました。

耶馬渓が教えてくれるもの

耶馬渓の集落を空から眺めていると、
「便利さ」や「スピード」とは違う豊かさがあることに気づかされます。
生活の音、山の息づかい、そして人の手の温度。
それらすべてが、この風景を形づくっている。
ドローンのレンズを通して見た耶馬渓は、
単なる観光地ではなく、“人と自然が共に生きる証”のような場所でした。

おわりに

大分県耶馬渓の集落を上空から撮影することで、
地図やガイドには載らない“生活の美しさ”を記録することができました。
その風景は静かで、控えめで、しかし確かに力強い。
これからもドローンを通して、
日本各地の“暮らしの風景”を丁寧に残していきたいと思います。